お知らせ
訪問看護
2026年6月1日
精神科訪問看護について
新緑の季節になり夏の暑さも感じ始めている今日この頃です。
ゴールデンウィークの連休も過ぎ、体調はいかがでしょうか。「体調」という言葉には身体面だけではなく精神的な面も含まれていると考えています。
当訪問看護ステーションは赤ちゃんから高齢者まで幅広く、様々な疾患をお持ちの方の訪問をしていますが、今回はその一つである精神科訪問看護についてお話ししたいと思います。
精神科看護とは「精神的健康について援助を必要としている人々に対し、個人の尊厳と権利擁護を基本理念として、専門的知識と技術を用い、自律性の回復を通して、その人らしい生活ができるよう支援することである」(日本精神科看護協会)とあります。
難しい言い回しなので私なりに嚙み砕いた言い方をすると「精神的な不調がある人に体調を崩さないよう支援していくこと(一緒に考えていくこと)」。これは「精神的」を「身体的」に置き換えれば、訪問看護で医療的、身体的看護を必要としている人にも通ずるところがあります。
診療報酬の関係もあり精神科訪問看護の訪問には、精神科の経験が一年以上ある、もしくは精神科訪問看護基本療養費算定要件研修を受講している必要があります。当ステーションでも精神疾患のある利用者様へ訪問できる体制を整えています。
事業所内で講師を招いた勉強会なども定期的に行っています。昨年度は精神科訪問看護をしている他の訪問看護ステーションから講師を招き内服管理や関わり方についての勉強会を行いました。
今年度も精神疾患に関連した勉強会を行う予定です。また個人でWEB研修なども参加もしています。先日の研修は「精神科訪問看護の実際」という議題でした。実際の事例を交えながら精神科訪問看護において必要な心構えなどを学びました。
看護師の姿勢として、相手の気持ちに寄り添うこと、安心できる存在になることが重要です。精神科以外の病気では問題点を挙げ、それを解決するにはどうしたら良いか、と考えていくことが多いです。しかし精神科では問題解決思考ではなく、本人に気付いてもらうきっかけを作ることが看護師としての役割だと学びました。
利用者様、1人ひとりの思いを大切にしながら、これからも看護に取り組んで行きたいと思います。