お知らせ

ホームお知らせ在宅での身体拘束の取り組みについて

訪問看護

2026年7月10日

在宅での身体拘束の取り組みについて

梅雨明けが待ち遠しい季節となり、7月は七夕や夏祭りなど夏の訪れを感じる行事が増える季節です。
皆さま、お変わりなくお過ごしでしょうか。
今回は身体拘束について、ステーションとしての取り組みをご紹介したいと思います。
身体拘束とは、分かりやすく説明すると、ご本人の意思に関わらず体の動きや行動を制限することを言います。2001年に厚生労働動省が介護施設や病院向けに身体拘束ゼロへの手引きを作成し公表され、2005年の介護保険法改正で高齢者の尊厳保持が法律で明確化されました。
2024年からは在宅サービスでの身体拘束が原則禁止され、やむを得ない場合の身体拘束の記録が完全に義務化されました。身体拘束は、本人の自由や尊厳に関わる大切な問題です。
しかし、ご本人や周囲の介護者の命や安全を守るために他の方法がなく、必要となる場合があります。点滴や医療用チューブを何度も抜いてしまい命に関わる危険がある場合や、ベッドや車いすからの転倒や転落など重大な怪我につながる恐れが高い場合などです。
ある施設では、介護服は身体拘束にあたるので使用せず、忙しい業務の中で職員さんが写真のように、婦人服のサロペットの裾にギャザーを入れるなどのリメイクをされ、おむつを自己で外してしまわないよう工夫をされていました。※左の写真は身体拘束に該当するつなぎ服やミトンです。右の写真は身体拘束に該当しないように作成された介護用衣類です。

介護スタッフさんに尋ねると、この洋服を着ることで、オムツを触ったり、足を掻くことが大変減って作製した甲斐があったと喜んでおられました。 業務が忙しい中で、1人の利用者さんのためにそこまでされており、丁寧に介護されている施設だと感激いたしました。
しかし、それでも身体拘束を検討しなければならない場合には、当ステーションでは、ご本人やご家族への十分な説明を行い、関係機関と連携しながら慎重に判断いたします。
身体拘束開始時は、主治医や町の福祉課にも報告し了解を得て、定期的にアセスメントを行い、公式のアセスメント用紙に記録し、定期的に見直しを行っています。その記録はケアマネジャーやご家族とも共有しています。
このように、今後も透明性を確保して、利用者様やご家族が安全で安心な在宅生活が送れるよう、ケアを提供しサポートさせていただきます。
ますます暑くなりますが、皆さんこまめな水分補給やエアコンを活用し適温を保ちながら、無理のないようにこの夏を乗り切っていきましょうね。